祖霊舎の飾り方(祀り方)

神道(しんとう)では、故人や先祖の御霊(みたま)はその家の守護神となり子孫を守るといわれています。
故人や先祖の御霊を祀る祖霊舎は仏式の仏壇に当たるもので、位牌にあたるものは「霊璽(れいじ)」となります。
祖霊舎の他に、霊舎(みたまや)、霊床(たまどこ)、霊棚(たまだな)、御霊舎(みたまや)、神徒壇(しんとだん)、祭壇宮(さいだんみや)とも呼ばれています。

ここでは、基本的な祖霊舎の飾り方・祀り方(まつりかた)について解説します。

飾り方

霊璽(れいじ)

仏式の位牌にあたる霊璽(れいじ)は、御霊代(みたましろ)ともいわれる故人の御霊(みたま)が宿る依代よりしろで、最も丁寧に扱わなければならない神聖なものです。
神道では、神は神聖なもので直接目にしてはいけないもの(目に見えぬもの)との考えから、仏教の位牌とは違い、祖霊舎に納める霊璽には鞘(さや)と呼ばれる蓋が付き、人の目に触れぬように気遣われています。
祖霊舎の扉はつねに開けておきますが、霊璽を入れる内扉はつねに閉めておきましょう。
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神鏡(しんきょう)

霊璽の前に置き、鏡を通し清らかな心でお参りします。
神鏡は太陽を鏡で指していると言われています。これは、鏡で日の光を反射した際、それを正面から見ると太陽のように輝いて見える為です。
神道では 太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)を最上の神として崇め祀ります。
太陽神を象徴する神鏡をご神体として霊璽を入れる内扉の前に置きます。
また、この神鏡を乗せる台は通常雲の形をしていて、これは雲形台と言われます。

また、鏡と対面することによって自分の姿をも映し出すということになります。清らかな心で神様と向かっているだろうかと自分の心を振り返り、心を正してお参りしようとする心構えをつくるための物でもあるのです。
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真榊(まさかき) 一対

先端に榊葉が飾られ、繁栄の意味があります。向って右側に「鏡」、「曲玉」、左側に「剣」が飾られ、これを三種神器(さんしゅのじんぎ)といい、神様のお道具の一つです。どこの神様をお祀りされていてもお飾りとしてお使いいただけます。
五色絹の色は、陰陽五行説における天地万物を構成する5つの要素、木・火・土・金・水を表しており、それぞれを色で表すと青・赤・黄・白・黒で表します。▲戻る

榊立て(さかきたて) 一対

榊は毎月1日と15日に新しいものに取り換えて飾ります。

また、家庭内のお祝い事や、正月、お祭りなどの時にも、新しい榊とお供え物をして、お参りするようにしましょう。
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瓶子(へいし) 一対

蓋付のお神酒を入れる器で左右一対になっています。
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水玉(水)、平瓦(米)、平瓦(塩)

向かって左から順に「お水」「お米」「お塩」の順に置きます。
水玉は水器ともいい、お水を入れてお供えするための器です。
お塩、お米は白皿に乗せてお供えします。
三宝の上部の縁の部分の折り目は神様の方には向けないで手前になります。
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三宝 一対

神饌をのせて神前に供するための台です。
三宝の上部の縁の部分の折り目は神様の方には向けないで手前になります。▲戻る

かがり火立て 一対

かがり火はローソクを立て灯明をお供えします。▲戻る